団欒長屋プロジェクト、代表の渕上です。
私には、20数年続けてきた趣味があります。
それは音楽です。
ジャズが好きで、テナーサックスを吹いています。
とある老舗ビッグバンドに所属しています。
そのバンドというのが、柱となる年代はオーバー60で、かつて景気のいい時代には、
キャバレーやらダンスホールやら、今では有名な演歌歌手の全国ドサ回りやらしていた、いわばプロミュージシャンです。
今では考えられませんが、楽器を吹いている方がサラリーマンしているよりも数倍収入が良かったとか。
酒が入ると当時の武勇伝を聞かせてくれたりするオッチャンもいます。
そんな猛者ぞろいのバンドなので、30代の私は、まだまだペーペー扱いです。
ですが、素晴らしく居心地の良さを感じています。
本当にいろんな世代がいます。
当然、人生の過渡期である私たち若造メンバーには、いろんなライフイベントがあります。
そしてそれら全てを経験してきて、今の生活があるシニアメンバーたちに、さらっと含蓄のある言葉を言ってもらえたりします。
ここでは、ごくごく自然に多世代交流が行なわれているのです。
音楽は、奏でる人の人生観、経験、価値観、いわばその人の人となり全てが丸裸になってしまいます。表現全般、そうかもしれませんね。
だから私はバンドメンバーと、世代を超えて、一生のお付き合いがしたいと思えるほどの深い関わりを持とうとしているのかもしれません。
世代、性別、国籍。そんなものを取っ払って、心地よいコミュニティをつくるには、音楽のような「共通言語」、もしくは「共通ツール」みたいなものがあった方がいいのかもしれませんね、
団欒長屋の「多世代をつなげる共通言語」ってなんだろう。
案外バンドにヒントがあるかもしれません。