ハート 団欒長屋

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地域の子育て力をあげること

記事としては古くなるのですが、若者の自殺について、ずっと考えていました。
http://mainichi.jp/opinion/news/20130330ddm003040040000c.html

先進国7か国中、15~34歳の死因第一位が自殺という国は日本だけです。
10代の死因で最も多いのが自殺だなんて。

私は学生時代、いわゆるバックパッカーとしてアジアやヨーロッパなど、20か国以上を見て回りました。そしてつくづく日本は豊かな国で、子どもたちは恵まれた環境なんだと思いました。

それが年間3万人近くが自ら命を落とす国なんて。
日本は戦場か何かでしょうか。

若者への社会福祉などの対策が後手後手になってしまっているのは、若者が政治に参加しないから(投票に行かないから)というのも、もちろんあると思います。でも若いうちは「自分が政治に興味持ったところで、社会は変わらない。就職も年金も高齢者に手厚くて自分たちの未来はいいものではない。」というむなしさが私にもありました。

就職活動もことごとくダメで結局決まらず、全否定された気にもなりました。

でも・・・

たった1回の失敗で死ななければいけないなら、私なんていくつ命があっても足りません。
その後も失敗につぐ失敗の連続ですから。

若者の耐性がどうとか、そんなふうには思いません。そういう社会になってしまったのだと思います。「自分なんて何の価値もない」としか思えなくなったときに、「そんな自分でも大切に思ってくれる人がいる」と考えられるか。

“逆境で踏ん張れるタフさ”の根底には、自己肯定感の強さがあると思います。
「自分はここにいて大丈夫だ」
「認めてくれる人がいる」
いや、そのときはそう思えなくても、「自分だけは信じてあげないと」と踏ん張れる気持ち。

自己肯定感について考えると、どうしても乳幼児期の環境の大切さにいきつきます。
国が保育のあり方につて定めた『保育所保育指針』にも、保護者や保育士等、周囲の大人との信頼関係が、いかに子どもの発達や情緒の安定に大きな影響を及ぼすかが、何度となく書かれています。

おもちゃを取られた、友だちとケンカした、自分の思い通りにならなかった。
そのたび私たちは声をあげて泣き、親や周囲の大人にそんな気持ちを受け止めてもらっていました。
だからまた、立ち向かえる。

団欒長屋の目指す“開かれた子育て空間”には、かつての長屋ぐらしのような、地域の子どもは地域みんなで面倒をみるというような、想いが込められています。

地域の子育て力をあげる。
それだけで、局所的ではあっても、いろんな社会的課題を解消することができると信じています。

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