ハート 団欒長屋

団欒学童舎

世界見聞イベント~香港からこんにちは~

6月20日(土)、この日の学童保育は「お弁当いらんDay」。

昨年10月から「お弁当いらんDay」を月2回にしたものの、何を作ろう?と毎回、悩みます。

調理過程で体験できる食育的要素、栄養、もちろん安全に考慮し、食材の予算も考えて・・・。

子どもたちのリクエストも聞いたりしますが、今回は、「ネバネバ丼」にしました。

山芋をすり鉢ですりおろすという体験をみんなにしてもらい・・・

オクラ・めかぶ・なめたけ・納豆に刻み海苔。
これでもか!というくらいネバネバです。

ネバネバ嫌いの子も、 自分たちで作ってみんなで食卓を囲むからか、頑張って半分は食べてくれました。

納豆未体験の子どももボランティアの近藤さんも、香港人のsiuさんも、しっかり食べられました☆

午後からは、香港や台湾の人に人気の軽食、「茶葉蛋」(チャーイータン)の下準備。

ゆで卵を作る要領で、烏龍茶の葉と数種の香辛料を一緒に入れます。

オリエンタルな、独特の香りがする八角に、子どもたちは「うえぇぇー!!」。

ポイントは、卵を茹でたあとに、やさしく殻を割ってヒビを入れること。

さて、みんなおいしく食べてくれるでしょうか?

茹でている間に、siuさんに香港のお話をしていただきました!

香港で生まれ育ち、ワーキングホリデーでこの春から大阪に住んでいるYiu Tong Siuさん。

大阪に来てすぐ住むところを探し、観光もしつつ、仕事も見つけ、着実に日本での生活を楽しみながら前進させています。

友人の紹介で、来日する前からメールのやり取りをし、部屋の契約や引越しなど微力ながらお手伝いしてきた私は、なんだか親のような気持ちで彼の日本での暮らしを応援しています。

そんなsiuさんにお願いして久々に開催した「世界見聞イベント―香港編」。

100万ドルの夜景や2階建てバスなど、香港らしい映像を使ったお手製のパワーポイントを交え、流暢な日本語でお話してくださいました。

大阪と香港を数字で比較したり、ゴミ箱やトイレ事情など身近な題材で香港を紹介。

「香港が生んだ有名な映画スターは?」

「?知らなーい。」
「正解は、ジャッキー・チェン!」
「あー!知ってる~!!」

23歳の彼は日本のドラマで日本語を独学しただけあり、かなり日本文化に精通しています。
ファッションにも敏感なあたり、イマドキの若者なのですが、同じくらい、政治にも関心があります。

子どものための「世界見聞イベント」なので、つっこみはしませんでしたが、香港で起きた学生運動にも参加したとのこと。中国への思いなんかも、聞けば熱く語ってくれます。

逆に、都構想や年金問題など詳しく聞かれたりもします(汗)

そんな好青年siuさんの香港話のあとは、みんなで公園へ。

ここのところ雨続きだったせいか、みんな本当に楽しそうでした。

私もお尻のポケットが破れるくらい、何度も滑り台をしました。

siuさんにも最後までお付き合いいただき、一緒にバドミントンやブランコをして遊んでもらいました。

子どもたち全員、頭がしっとり濡れるくらい汗かいて走り回りました!

3時過ぎ、お腹を空かせて団欒へ。

模様と風味がついた茶葉蛋、完成です!
本当はもっと濃い色がつくと思うのですが、子どもたちにはこれくらいがちょうどよかったようで、1人1個+残りも取り合いするくらいの人気でした。

ボランティア近藤さんの差し入れ、ケンタッキーフライドチキンも食べて、夕方までまたアナログゲームやレゴをして遊びました。

次回は『団欒 和の世界を体験しよう』企画第一弾、福地空果梨堂(ふくちうつかりどう)さんが、和装で日本の物語や歴史など、楽しくわかりやすくお話してくださいます。

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