ハート 団欒長屋

団欒学童舎

10/4、絵本にまつわる土曜日でした。

10月4日(土)、朝からいつも通り、学習支援、掃除、畑の作業をやりました。畑はお昼ご飯に使うネギの収穫です。
 この日は京都から、福地空果梨堂(ふくちうっかりどう)の満茶乃(まさの)さんをお招きしていました。
 満茶乃さんは、和装で日本の絵本を読み聞かせる、『うっかり母ちゃんのにほんばなし』という活動をされている、伝統文化コミュニケーションプランナーさん。
 チャイルドマインダーの資格もお持ちの2児のお母さんで、着物姿が本当に自然な、柔らかな空気をまとった方でした☆

 季節を考え、十五夜のお話、お月見団子が大阪と京都では違うこと、そんな導入から、『かぐや姫』の絵本を選んでお話してくださいました。
 低学年こどもたちには、少し長いんじゃないかな、と心配しましたが、3歳児すら、お話と美しい絵に、最後まで引き込まれていました。
 絵の中に出てくる十二単などの着物の美しいこと!百人一首のような古めかしい絵なのですが、こどもたちには先入観がありません。独特の色彩に見とれていました。

 みんな、核家族で育っていたり、おじいちゃん・おばあちゃんも洋服しか着ないとのことで、和装が珍しい様子。3歳児は「お姫様」と呼んでいました。『かぐや姫』の絵本から、日本の正装、着物についてのお話も。

この着物の柄、何がモチーフかわかります?
・・・レモン?・・・扇?
大人が首をひねる中、小1男子が一言。
「車の車輪!」
え~、まさか。半分しかないよ?

でも正解はそのまさか、「車輪」でした!!

 ちょうど『かぐや姫』が月へ帰るときに乗せられた牛車で説明してくださいましたが、当時の車輪は木で作られており、乾燥するとヒビが入って割れてしまうことから、水に浸して使ったようです。
 この車輪、「物事がうまく回る」という縁起を担いだ絵柄で、水に浸した際に半分浮いている様子なんだとか。

 絵本でも、たなびく雲に半分隠れています。こどもの観察力って、改めてすごい!!恐れ入りました。

 もう一冊、『じゅげむじゅげむ』を読んでもらって、落語らしく、みんなでゲラゲラ。

 最後はなが~い手作りの巻物を解いて、日本の歴史をちょっとお勉強。「ええ!平安時代って、こんなに長かったの?」と、視覚でわかりやすく入ってきます。年号を覚えるだけでは、私のように歴史が嫌いになってしまう。こんな楽しい入口だったら、歴史を勉強するのが楽しみになりますね☆
 どこか昔懐かしい匂いのする団欒長屋の雰囲気と、満茶乃さんの空気がとってもマッチした、ステキな時間でした!


 2013年10月5日からスタートし、実はこの日で1周年を迎えた団欒学童舎。先日開催した保護者会で、お母さんたちと交流し、「お弁当いらんDay」をもう1日増やしてほしいとの要望を受けました。
 2年目からは、毎月第1・第3土曜日が「お弁当いらんDay」です。

 で、この日のお昼ご飯は、朝刈り取ったネギで、ねぎ焼き。和風クレープみたいなもんです。

 みんなで育てた野菜をみんなで調理し、みんなで囲む食卓。こういう風景を、もっと増やしていきたいですね!満茶乃さんも一緒に楽しんでいってもらいました。ブログでもご紹介いただいています。(詳しくはコチラ

 午後からは少し、『だんらんしんぶん』3号のイラストを描いたりして、蛍池公民館へ。『わたしだけの「くるくる絵本」作り』に参加しました。
 まずは巨大な絵本を読んでもらい、その後、工作タイム。出来上がったオリジナル「くるくる絵本」にタイトルを付け、ストーリーを考え、一人ずつ発表しました。

 芸術の秋らしく、絵本にまつわる土曜日でした☆

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