団欒長屋プロジェクトは本当に少ないメンバーで、他で収入を得たり、もしくは無収入で、「やりたいこと」を実現させるために動いています。
だから他の人やグループと連携することが、とても重要になってきます。
「子どもを中心とした、多世代で交流できる場を作りたい」
「働くお母さんたちを助けたい」
「子どもの創造性を刺激する、独創的な空間を作りたい」
「子どもたちにいろんな自然体験や創作活動をさせてやりたい」
私たちのそんな想いに共感してくださり、いつの間にか、少しずつ、人の輪が広がってきました。
そのうちのひとつに、
「蛍池遊びのプロジェクト(HAP)」があります。
ここは少人数先鋭メンバーによる、手作り遊びを企画・提供するグループです。
実は、「地域住民の世代間交流」というキーワードに共感し、私たちの方から声をかけさせていただきました。
今では情報交換(といってもほとんどもらうばかりで一方的なのですが・・・)したり、まだ始まったばかりの私たちの動きを気にしてくださっています。
『蛍池かるた』を作ったり、テレビ「となりの人間国宝さん」にも認定された、ユニークなプロジェクトチームです。
他にも、ひとり親家庭を支援するNPO「あっとすくーる」さんは、とても志高く、優しい若者たちが運営している、ひとり親家庭の子どもへの学習支援を行うグループです。シングルマザーの私は、前職を通じて知り合った時から、応援しています。
毎週土曜の団欒学童舎にも、ボランティアに来てくださっています。
「大阪大学環境サークル(GECS)」さんからも、環境教育班の学生さんたちが、「あっとすくーる」さんが運営していた学童保育から引き継いで、団欒学童舎にてエコクッキングなどのイベント企画をしてくださっています。
年内には団欒長屋の畑で収穫される予定の作物で、みんなで作って食べるイベントをしようと打ち合わせさせていただきました。これからどんなことができるのか、楽しみです。
民間の団体だからこそ、少人数だからこそ、フットワーク軽く、面白いことができるんじゃないかと思っています。たくさんの仲間をつくって、どんどん「面白いこと」が広がっていくといいな、と出会いがあるたび、ワクワクするこの頃です。
なんでもDIYでやってみよう!というのが団欒長屋のモットーでして。
(当然ながら、初期投資をできるだけ抑えよう、という涙ぐましい思いも込められています)
郵便受け。
今は郵便局員さんがピンポーン!と手紙を直接渡してくれるのですが、そのたび「郵便受けはまだですか?」と催促されます・・・
もう少し待ってね。頑張って作ってます。
ガラガラのオフィスに電話だけ引いて、床にポツン。
開業したての個人事務所にありがちなイメージですが、団欒長屋にも、そんな時がありました。
9/29(日)、みんなで植えた大根の種が・・・
もう発芽しました!!
日曜に植えて芽を出したのが水曜日・・・早い!
子どもの成長のように、あっという間です。
可愛い大根の芽、明日の学童保育で、早速みんなに見せてあげよっと。
団欒長屋の小さな庭は、掘れば掘るほどがれきがわんさか出てきます。
畑を作るのに土がたくさんほしいのですが、庭の土は半分くらいががれきです。
これは畑を作るために土を積み上げているときの写真ですが、奥にはがれきの山。
掘ってはがれきを取り除き、ふるいでふるって・・・途方に暮れる、代表の渕上です。
そうして溜まっただれきは、再び掘った穴に戻します。
緻密に重ねて、まるで石垣です。
びっしり平らに敷き詰めたら、
土をかぶせて、農具なんかをひとまとめに置いて、
シートでふたしちゃえ!
イベント前日まではごちゃごちゃしていた庭ですが、こうしてすっきり片付きました。ふたをして見えなくしただけですが。
これからまた、もう一畳分の畑を作ります。プランターなんかも計画しています。
が、なんだかひと段落してしまった感じです。
これからは子どもたちも巻き込んで、ぼちぼち作っていきます。
9月29日(日)の『流しそうめんと秋の味覚』イベントでは、親子で楽しんでもらいながら団欒長屋を知ってもらうという目的と、10月から始まる『団欒学童舎』の保護者説明会を急遽くっつけて行うという目的がありました。
そしてもう一つのミッション、というかお楽しみが、これ。
大根の種植えです!
ひと月ほど、庭の土を掘ってはがれきを取り除き、ふるいでふるって柔らかくなった土に腐葉土などを混ぜて寝かせた、一畳分ほどの大きさの畑。
農作業の指導をしてくれたのは、友人のナカムラさん。炎天下の中、ずっと野良仕事を一緒にやってくれました。感謝してもしきれません!
どうかこれからも、団欒長屋の用務員お兄さんになってください!!
小学生に交じって、2歳児も頑張っていました。
この間、私は室内で保護者の方へ向け、『団欒学童舎』の説明をしていたのですが、それまで騒がしかった子どもたちが急に静かになったので、集中して進めることができました。
みんなこんなに真剣だったのですね。
ビニールをかぶせた土に穴をあけ、大根の種を植えたら、不織布をかぶせます。
みんなで協力し合って、大根畑を作ります。
土いじりをすることは、『団欒学童舎』の基本方針のひとつです。四季の変化や、身近な動植物に関心を持ってもらいたいとの願いがあります。
液体肥料を入れたお水をやって、初めての畑イベントは終了。今年中には、みんなでおいしい大根を収穫して、みんなで調理して、食べようね!
部屋の中では大縄跳びが流行ってしまい・・・
畑ではあんなにおとなしかった子どもたちですが、やっぱりパワーが有り余っていますね。
『団欒学童舎』では、近くに公園もあるので、外遊びも積極的に行います。
私一人では手に負えませんので、近くの大阪大学などから学生ボランティアさんに来てもらい、学習指導含めてお手伝いしていただきます。
ちっちゃな床の間スペースで、インドの打楽器タブラをたたく子どもたち。
これからも子どもの感性を大切に、創造性を育てるしかけを作っていきます。
9月29日(日)晴天、団欒長屋では夏の締めくくり&秋を楽しむ企画として、流しそうめんと秋の味覚イベントを開催しました。
竹を割って組み立てた、全長8メートルのそうめんスライダーです。
「わー来た来た!」次々流れてくる涼やかなそうめんに、みんな笑顔。
すくうことに夢中になって、食べるのを忘れちゃいます。
そうめんが目の前を流れれば、どうしても見逃せないようで・・・
この日初めて会った異年齢の子どもたちもいましたが、人見知りせず、仲良く食べて遊んで。
そうめんでお腹いっぱいになった子たちもいましたが、栗ごはんのおにぎり、栗の渋皮煮、キノコのバターソテー、きのこ汁など秋の味覚も堪能していただきました。
そしてこの日は、10月からスタートする学童保育の説明会も行ないました。
別の地域にあった民間学童が9月に閉所されることになり、その引き継ぎとして急遽、『団欒学童舎』を開設することになったのです。毎週土曜日の預け先がなくなるというのは、働くお母さんたちには死活問題ですから、まだまだ体制は整っていませんが、やるしかありません。
急ぎで作った書類をもとに、多世代交流を目指す団欒長屋プロジェクトの想いを聞いていただきました。
それからもうひとつ、この日は、夏の間、汗と土埃にまみれながら作った小さな畑に大根の種を植えるというイベントもありました。詳細はまた後日。
施設も畑も、とうとう始まります。どんなふうに成長するか、楽しみです。