ハート 団欒長屋

お知らせ

小旅行@奈良

土曜日、奈良市高畑町にあるギャラリー『あんず舎』に行ってきました。
大好きな木工作家、豊川忠宏さんと椿﨑和生さんによる“どうぶつ展”。

はがきがボロボロなのは、奈良へ行く電車の中で娘がかじったからです…




楽しくて思わず笑ってしまう動物の数々、一つひとつにキャラが宿っていて、とてもユーモラスです。
娘にも見てもらいたかったのですが・・・

午前中、若草山で「鹿ちゃん」に興奮しすぎた娘は、『あんず舎』にたどり着く前に寝てしまい、ついに一つも見ることはありませんでした。

そこらじゅうで普通に生きている鹿は、大人でもちょっと違和感というか、変な感じがしますよね。
生まれて初めて身近に見る「鹿ちゃん」がとーっても気になる娘でしたが、やっぱり怖くて、ついぞ触ることはできませんでした。けっこう人懐こくてぐいぐい近寄って来る鹿にビビりまくりでした。


母はといえば、旅行気分でテンションが上がり、着いたそばから青空ビール!
週末、明るいうちから、しかも天気のいい屋外でくーっと飲むビールは最高です!!
ぷはぁ~!リフレッシュ!
ええ週末やぁ。

宿題がいっぱい

『太陽がいっぱい』みたいに爽やかに書きましたが。

保育実習という科目。
絵本読んだりお歌をうたったり、現場主義のハイパーテンションな先生のおかげで、眠気を感じる暇もない楽しい授業なのですが。

「次の授業で使うから、準備してきてねー!」とさりげなく出された宿題は・・・
大小6種類の動物を裏表に描いて切り取り、ラミネート加工のようにテープで補強するという。
これまた楽しそう・・・に思えますよね?

確かに。作画・工作、まぁ久しぶりで新鮮です。
しかし、2歳児のいる家でこんな宿題・・・
確実に「遊び」認定されるじゃないですか。
現にこのブログ書いているだけでも、「遊んでるなら相手して!」とばかりにぐいぐい来られます。
とても家ではできません・・・。

そんなわけで、授業の合間の休憩時間にコツコツやっていますが。
これまでもずっと、休憩時間には一人黙々とテキスト読んだりしていて、雑談しているクラスメイトからは「勉強家ねー」と言われてきました。

「いやー娘がまだ小さくておまけにシングルマザーなんで、帰宅したら家事・育児だけで精いっぱいなんで・・・学校にいる時間が唯一の勉強時間なんです(汗)」

と、なぜか言い訳している私。
今ではクラスで一番大変な人と認められ、お弁当食べながら勉強していても、温かい目で見られています。

家ではホントに何もできないから、コツコツ学校で頑張るしかないです。
しかしなんで言い訳してんだろ・・・

職場見学

保育の勉強をしているので、職場見学といえば当然保育所かと思っていました。

が、初めての職場見学は、中津にある『大阪府立整肢学院』という、医療型障害児入所施設でした。つまり病院の機能もあって、そこで寝泊まりをして生活しながら、いずれ自立するためにさまざまなスキルを学ぶ施設です。隣には小・中・高まで特別支援学校もあります。

そこには保育士はもちろん医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士など、100名ちかくの専門家が24時間体制で働いています。

見学時、施設にいたのは未就学の乳幼児と、高校生以上のオーバーエイジの子たち。保育室で一緒に遊んでいました。といっても、自分で首を動かすのがやっとという重い障害の子もたくさんいて、他人と交流を持つという感じではありません。
それでもスタッフのみなさんは、感情をこめて表情豊かに語りかけていらっしゃいました。
そしてそれに応えるかのように、みんなも天真爛漫な笑顔を見せてくれていました。

重い障害のため親が育児放棄し、児童相談所から預かって施設に入所していることがほとんどだと看護長の方からうかがいました。中には虐待を受けていた子もいるし、当然、親が会いに来ることもない、と。

なんだか胸が痛くて、どういう顔をしてその場にいたらいいのかわからなかったです。
自分にできることは何か、考えずにはいられませんでした。

そこで働く方々は、本当に大変だと思います。それでもこの子たちがいつか自力で社会に出られるように懸命にサポートし、だからこそ施設が社会と隔絶された場であってはならないと私たちのような見学者を受け入れてくださっているのだと思います。

そうした皆さんの想いが感じられる、素晴らしい施設でした。

待ちわびた手紙!

私はある手紙を待ちわびていました。
「果報は寝て待て」なんて言っていましたが、とあるファンドを申請してからというものの、寝て待つなんてできません。あれやこれや、ちょこまかと動きながら、毎日ソワソワして待ちわびていました。

その手紙が本日届きました。「一次選考通過」レター!

つまり、今まで悪戦苦闘で作成した書類の審査をパスし、二次選考である面接審査のチケットをいただいたのです!
郵便受けに手紙を見つけ、即座に開封し、「書類審査を通過しました」の文字を見たときには、テンション上がりました。もう、共に頑張ってくれた団欒長屋メンバーや協力していただいた方々に感謝感激です!

と、一瞬浮かれたものの・・・
面接審査=プレゼンテーション・・・誰がやるの?
もうまったく時間がないのです。早速、メンバーで作戦会議です。

「果報は寝て待て」から、「勝って兜の緒を締めよ」。
全力でやってみます!素晴らしい機会をありがとうございます!

資金調達

今日は週初めで保育の学校も6コマたっぷりあったのに、午前中から眠気に負けそうになっていました。

日曜日、遊びすぎました。
休養するのも自己管理のうちですね。反省。
眠気覚ましのガムを噛んでみたり、休憩中に仮眠を取ったり。
なんとか乗り切ったのですが、今日はもうひとつミッションがありました。
それは夜から大阪市内で行われる起業家セミナー「資金調達」編に参加すること。
勉強だけに専念できればいいのですが、そんな悠長なことはしていられません。
一昨日の土曜日も物件の下見に行きましたが、まず『団欒長屋』の核となる家探し。
早く決めてしまわなければいけません。
そして同時に進めなければいけないのが、資金調達。
今日はセミナーで、詳しく具体的に聞くことができました。学校ではあんなに格闘していた眠気も、なぜかまったく表れず。
以前、金融関係の方から個別相談でお話を伺ったときは、内容がまったくわからず呆気に取られてしまったこともあるのですが、今日は違いました。
講師の方の説明や資料がわかりやすかったのと、相性もあるのでしょうね。
少しずつですが経営学用語への耐性もついているのかもしれません。
なんせ申し込みから審査を経て、融資決定までひと月はかかります。
勉強の合間をぬって、こちらも進めていきます!

意外と難しいもの

それは絵本の読み聞かせ。

先日、保育実習にて、絵本を読むというのがありました。

「そんなもん、書いてある文字を音読すればいいじゃない」と思っていましたが…

それは全くの間違いでした。

ストーリーが理解できて、ある程度の時間集中できる子どもではなく、0~3歳児くらいを対象に想定し、絵本も意味不明な擬音語だけでストーリーなどない、とってもシュールな絵本を読むのです。

本当にその奥深さを実感しました。
長年音楽をしてきたのに、自分の表現力のなさにガックリです。

同じ絵本を読んでも、今でも現場に立っていらっしゃるベテラン先生が読むと、大人でもものすごーく引き込まれるのです。子どもが目を輝かせながら、前のめりで聞き入っている姿が目に浮かびました。「プロとはかくも違うのか!」と目が覚める思いでした。ただ読んで聞かせるのではなく、絵本というツールを通して感情を共有したり、興味を高めたり、相互にコミュニケーションを取る、ということなのですね。それには、声の高低・大小、表情、全てをMaxに使って演じなければなりません。中途半端にやったのでは、全く子どもに響かないのだと痛感しました。

幸い我が家には、絵本大好きな2歳の娘がいます。彼女の反応をバロメーターに、私も引き込ませる絵本読みになるべく、経験を積みます!

ソーシャルアント・ソーシャルアンクル

要するに、子どもの世話を焼いてくれる、近所のおばちゃん・おっちゃんです。

今日の授業は『保育の心理学』。
一見面白そうなのですが、出るわ出るわ、堅苦しい発達心理学用語と、長ったらしい学者の名前や実験・理論名・・・

それでも現役2歳児の子育て中の私にはとても興味深く、今日は一度もウトウトせずに聞き通せました。いつもは数字とか法律とか、午後からはちょっとキツイのです。
テキストからは「保育の心理学において、いかに乳幼児期が大切か」ということが随所に表れています。
新生児の赤ちゃんから始まり、子どもというのはどれほど敏感に母親の感情を読み取っているか、ということを先生の口から聞くたび、その時期ちょうど、離婚前、そして離婚後、生活を立て直すべく必死だった自分を振り返り、娘の心は大丈夫だろうかと申し訳ない気持ちになりました。
ああ、もっと早く知っておけば。

でも先生曰く、知識があろうが、我が子は別だそうですが。

それはさておき、タイトルのソーシャルアント(アンクル)。

『子育てが地域の中で行われていた時代は子どもが親以外のおとなと関わる機会も多かった。地域で子どもを見守るソーシャルアンクル(アント)が存在していた。しかしコミュニティの変化によって地域の子どもへの関心も薄れ、核家族が多くを占めるなかでは子育ての習慣なども伝承されにくくなった。さらに子どもたちの遊びの集団も変化した。かつてのガキ大将を中心とした異年齢の集団は形成されにくくなり、同年齢化した。』

とあります。まさに、私が個人的に感じていた通り。
これを証拠付けるデータもあるとは思いますが、いかんせん試験対策のテキストなので、「こんな現象があるよ」程度です。子どもを取り巻く環境や人間関係が変化したことで、子どもにどんな影響があるのか、まではわかりません。

ですがソーシャルアントという言葉をわざわざ出すことで、「こんな風に現代の子どもは変わってきているよ」と認識されますね。かつてはこんな存在がまちには普通にいたと思うのですが。

親が、我が子を見ず知らずの他人に叱られたくない、という気持ちも大きいようです。
子どもは調子に乗っていたずらもするし、他人に叱られる経験を小さいうちからするのは悪いことではないと思うのですけれどね。

もっとこのあたりの研究があれば知りたいと思いました。

学生ライフ!

保育の勉強をするため、ウン十年ぶりに学校に通っています。

前の晩に時間割を揃えるとか、懐かしすぎます。
現役の頃は「はいはーい」とサクサクテキスト詰め込んで、あるいは面倒なので全部のテキストをとりあえず入れて、「はい終了!」でした。

ですが今は・・・
間違ったテキスト入れていないか、不安で何度も確認してしまいます。はは。

50分を6コマ。
午後の睡魔と格闘しながらも、現役育児中の私には、全てが身になる内容です。

かつてのお勉強も、「自分事」として取り組めたらもっと面白かったのになぁ。

そんなこんなで学生ライフ、楽しんでいます!

自然と多世代交流できる場所

団欒長屋プロジェクト、代表の渕上です。
私には、20数年続けてきた趣味があります。

それは音楽です。
ジャズが好きで、テナーサックスを吹いています。
とある老舗ビッグバンドに所属しています。

そのバンドというのが、柱となる年代はオーバー60で、かつて景気のいい時代には、
キャバレーやらダンスホールやら、今では有名な演歌歌手の全国ドサ回りやらしていた、いわばプロミュージシャンです。
今では考えられませんが、楽器を吹いている方がサラリーマンしているよりも数倍収入が良かったとか。
酒が入ると当時の武勇伝を聞かせてくれたりするオッチャンもいます。

そんな猛者ぞろいのバンドなので、30代の私は、まだまだペーペー扱いです。

ですが、素晴らしく居心地の良さを感じています。

本当にいろんな世代がいます。
当然、人生の過渡期である私たち若造メンバーには、いろんなライフイベントがあります。
そしてそれら全てを経験してきて、今の生活があるシニアメンバーたちに、さらっと含蓄のある言葉を言ってもらえたりします。

ここでは、ごくごく自然に多世代交流が行なわれているのです。
音楽は、奏でる人の人生観、経験、価値観、いわばその人の人となり全てが丸裸になってしまいます。表現全般、そうかもしれませんね。

だから私はバンドメンバーと、世代を超えて、一生のお付き合いがしたいと思えるほどの深い関わりを持とうとしているのかもしれません。

世代、性別、国籍。そんなものを取っ払って、心地よいコミュニティをつくるには、音楽のような「共通言語」、もしくは「共通ツール」みたいなものがあった方がいいのかもしれませんね、

団欒長屋の「多世代をつなげる共通言語」ってなんだろう。
案外バンドにヒントがあるかもしれません。

胸を衝いた言葉

週末。家で酒を飲んでええ感じになった静かな深夜。
なぜかNHKの特集なんかを前のめりに見入ってしまう癖があります。
酔っぱらって感動屋になっているので、その時に心動いたことは嘘くさい感じも、経験上するのです。
なんせ熱い涙を流しても、翌日には忘れていることも多いですから。
しかし、感動とか共感とかではなく、ただ単に「うっ」と突き刺さったので、書いておきたいと思いました。
その夜は音楽評論家の吉田秀和さんの特集で、80を過ぎた吉田さんへのインタビューの中に、妻の死後、長い間執筆活動を止めていたのに再開した理由について、
「社会貢献、恩返しみたいなものがしたくなったんですよ。うぬぼれかもしれませんが。」というような発言がありました。
「うぬぼれ」
そう、恩返しなんてきっとうぬぼれなんだ、と。
私が本当に辛いときに力になってくださった方々も、立ち直ってさらに前に進むために尽力くださった方々も、直截的な見返りなんてきっと求めていないから。
私がやりたいこと、社会貢献だとか地域への恩返しだとかは、みんな私のうぬぼれだと思って、これからも自分の出せるすべての力を出し尽くそう。
酔っぱらった頭でそう思いました。
吉田秀和さん特集の本筋とは大きく違うところに心が留まってこんなこと書いてしまいましたが、音楽への眼差しも恐ろしく厳しく、到底かなわない愛のある方でした。
お恥ずかしいことに、番組を見終わった直後にネットで調べて、去年の今頃、89歳でお亡くなりになっていたことを知りました。
この方の著書を読みたい、読みながら今まであまり手を付けずにいた深遠なるクラシック音楽を聴いてみたいと思わせてくれました。
団欒長屋とは関係ないけれど。

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